Ridge
Rubyの高レベルGUIライブラリです。
特徴
UIをXMLで記述したリソースを読み込むことによって構築します。
プログラムコードにはUIを構築するためのコードは必要ありません。 各イベントに対応するハンドラを実装するだけのプログラムを書くことになります。
各機能は最低限に抑えてあり、それぞれのコントロール間の依存関係も小さくなるようにしているので移植が容易です。 各機能の依存関係が小さいので拡張するのも楽です。
高レベルライブラリなので、ほとんどの場合ベースとなる低レベルの実装が別途必要になります。
動的にUIを構築したりする用途には向いていません。 グラフィックを扱うような用途にも向いていません。
ベース実装のオブジェクトを取り出すのも容易なのでベース実装に依存することを厭わなければ、アプリケーション一部にだけRidgeを使用することも可能です。
動作環境
ruby-1.8.1以上。
他は実装による。
Windows (rubydotnet-2)実装
rubydotnet-2をベースとした実装です。 当然rubydotnet-2と.NET Frameworkが必要になります。
wxWidgets (wxruby)実装
wxrubyをベースとした実装です。 当然wxrubyが必要になります。
wxrubyが動けばどこでも動くはずですが、プラットフォームによって多少違いが出てしまいます。
- Windowsではちゃんと動きます。
- MacOS X(10.3)では動きますが、ruby-1.8.1以上が必要なので自分でコンパイルする必要があります。また、wxrubyがwxWidgets-2.5系に対応していないため、日本語が使えません。
- その他では試してません。試した方がいたらご報告ください。
リソースの実装
リソースの読み込み部分は簡単に作れるのでいくらでも追加はできますが。
現在REXMLとYAMLに対応してます。 標準ではREXMLになります。
標準の文字コードはUTF-8になってしまうので、日本語などを使う場合は明示してやる必要があります。
ドキュメント
あんまり書いてません。
詳しくはサンプルとソースを見てください。
sample/bindsample簡単なアドレス帳のサンプルを用意しました。現状では一番まともなサンプルです。
ライセンス
ruby本体といっしょ。
ダウンロード
ridge-0.1.0.zip (2004/7/11)